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村上春樹「ノルウェイの森」と吉田修一「悪人」

最近twitter三昧ですっかり読書から遠ざかっていましたが、旅行を機に復活です。

今回旅のお供に選んだ本はこの2冊。

・村上春樹の「ノルウェイの森」
・吉田修一の「悪人」

どちらの本も心をゆれ動かし、愛の深さに涙しました。
今年最後にこの本に巡り会えたことに感謝です。

村上春樹「ノルウェイの森」と吉田修一「悪人」_f0031554_21293626.jpg悪人(上)(下) (朝日文庫)
吉田 修一 (著)

毎日出版文化賞と大佛次郎賞受賞した作品で、殺人事件を起こした容疑者と出会い恋に落ちる話。
悪人か善人か。。。

小説の中に出てくる言葉。私もそうだなぁと少し考えさせられてしまいました。

「今の世の中、大切な人がおらん人間が多すぎったい。大切な人がおらん人間は、何でもできると思い込む。自分には失うもんがなかっち、それで自分が強うなった気になっとる。失うものがなければ、欲しいものもない。だけんやろ自分を余裕のある人間っち思い込んで、失ったり、欲しがったり一喜一憂する人間を、馬鹿にした目で眺めとる。そうじゃなかとよ。本当はそれじゃ駄目とよ。」

村上春樹「ノルウェイの森」と吉田修一「悪人」_f0031554_21291569.jpgノルウェイの森〈上〉(下)
村上 春樹 (著)

とにかく素敵な恋愛小説です。
読んでみると納得できると思うので、多くは書きませんが、
心が穏やかになり、胸が締め付けられそうな作品でした。

最初は夏目漱石の小説を読んでいるような気持ちにもなります。
人の生き方、愛情、死、自分とは何か?深く考えさせられる小説でした。
by aykymmt | 2009-12-30 21:29 |


明日をみて、今日を生きる。ただいまゴルフに夢中!


by aykymmt

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