カテゴリ:本( 179 )

茨木のり子の「自分の感受性くらい」

f0031554_23162852.jpg自分の感受性くらい (単行本)
茨木 のり子 (著)
ここ最近、毎日忙しくて、自分の時間が持てない日々が続きました。
心が落ち着くような本が読みたい、と思って手にとった作品が茨木のり子さんの詩集です。

私が生まれる前の1969年から1976年にかけての作品だそうです。
そんな年代に書かれたものとは思えないくらい現代に通ずる単語や表現。

自分の性格や生活に当てはめると、これらの作品の中でも「癖」と「自分の感受性くらい」は心にしみる詩でした。

心癒される一冊です。
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by aykymmt | 2009-05-30 23:22 |

池井戸潤「空飛ぶタイヤ」

f0031554_11444029.jpg空飛ぶタイヤ (Jノベル・コレクション)
池井戸 潤 (著)

「この小説はフィクションです。」と書かれてたことが意外なくらい、真実のような小説でした。
三菱自動車のリコール隠し事件を題材に書かれた小説です。

ハブの欠陥により、トラックのタイヤに巻き込まれた母子、
トラックを運転していた中小企業の運送会社、
大企業に立ち向かうことを真っ向からあきらめたトラック事故を起こした中小企業、
トラックを製造している自動車会社とその社員、
自動車会社を取り巻く財閥系企業とその社員、
真実を見失いそうになる警視庁、

事件を通していろんな角度で書かれていく作品です。

この事件の真っ只中に私は働いてた身分として、この小説を通して改めて大企業に立ち向かう運送会社社長の一人で戦う姿や、事件に巻き込まれて家族を失った被害者の気持ちは痛いほど分かった。

そして大企業の中の組織や人間関係は思っていた通りです。
財閥系企業として、グループ会社が助けてくれるという思いから、深刻性や危機感に欠けていることも事実に近いことだと思う。

ただ、社会人になって初めて勤めたこの会社が大好きだし、この会社で働いてきたことを誇りにも思う。同時にこの会社の人たちが大好きです。
この小説に書かれているような人物も多くいたかも知れない。だけど少なくとも私の周りの人たちは会社のために、お客さまのために、努力してきたと思う。

しかし、それは私の会社への愛情であり、事件は本当にあった事実。
被害者寄りに書かれた小説だから、元社員としては、若干付け加えたい事実や、その時働いてる社員の心情なども付け加えたい気持ちもあるけど、事件を起こしたことは事実に違いなく、忘れてはいけない事実だとも思う。

この本を改めて読んで、こういうことがあったことは忘れてはいけないことを改めて実感した。
そしてサラリーマンと言えども、正しいことには立ち向かう努力をしたいと実感しました。

自分の経験に近いからか、とても面白い小説でした。
ページ数、文字数共に多い作品なのに、あっという間に読める作品です。
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by aykymmt | 2009-05-24 12:08 |

伊坂幸太郎の「グラスホッパー」

f0031554_22343254.jpgグラスホッパー (角川文庫)
伊坂 幸太郎 (著)
ここ最近伊坂幸太郎づいています。GW中に買いだめした本を読んでいるから。この人の本で失敗作というか、面白くない本ってないのかな?と思うけど、どれを読んでも面白い。

今回はミステリー作品。
角度の違う視点からストーリーが繰り広げられ、点と点が重なり、いずれ線になる。
登場人物も「蝉」「鯨」「鈴木」と面白い。

どんどん読みたくなってしまうので、あっという間に読めます。
最後まで展開が読めないミステリー小説です。
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by aykymmt | 2009-05-17 22:38 |

伊坂幸太郎の「チルドレン」

f0031554_21485151.jpgチルドレン (講談社文庫)
伊坂 幸太郎 (著)

短編小説集ですが、実は長編のストーリーになっています。
時間軸はずれているし、主人公は毎回違いますが、全て同じストーリーの抜き出し版です。

伊坂幸太郎は長編ばかりだったので、短編集を読むのは初めて。
にしても、この人は本当に天才だ。
言い回し、表現、登場人物、ウィットにとんだストーリー。
あっさり読めちゃいました。

そして相変わらずのリンク。
伊坂幸太郎の小説は全て人物や環境がリンクしているのです。
今回の陽気なギャング・・・の設定がリンクしていたりと相変わらず興味をそそります。
ちなみにここにリンク集あり。これ前から欲しかったんだよね・・・。
http://www.mtnk.net/isakaworld.html
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by aykymmt | 2009-05-12 21:51 |

奥田英朗の「家日和」

f0031554_2053364.jpg家日和 (オフィスユーコミックス) (コミック)
西村 拓 (著), 奥田 英朗 (著)
奥田英朗の「家日和」のコミック版です。
短編小説集ですが、いろんな家族の形が温かく描かれています。

よくある家族の姿、夫婦の姿を描いたもの。
ほのぼのするストーリーが満載です。
奥田英朗っぽい、ウィットにとんだものではないけど、サラリーマン、日本の家族など、よくある話でしみじみきます。
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by aykymmt | 2009-05-12 00:29 |

奥田英朗の「神経科医Dr.イラブ」コミック

f0031554_20313581.jpg神経科医Dr.イラブ 1-3
(ヤングチャンピオンコミックス)
作:奥田 英朗 絵:矢口 順一
(コミック - 2006/9/20)

私の大好きな奥田英朗の伊良部先生シリーズです。
小説では「空中ブランコ」「イン・ザ・プール」「町長選挙」で有名ですが、AMAZONで本を購入しようとしたら、オススメのところに紹介されたので、この漫画版。

漫画になったら面白いなーと思っていたら、とっくに漫画になっていたそうです。
それが想像通り!伊良部先生も看護婦のまゆみちゃんもそのまんま。
これ、落ち込んだときに絶対オススメです。
神経科医というくらいだから、落ち込んだとき、同じ悩みじゃないにしても、特効薬になります。
小説も続きが出るのを楽しみにしてます。
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by aykymmt | 2009-05-06 21:11 |

勝間和代の「断る力」

f0031554_219656.jpgミーハー根性で読んでみた勝間和代「断る力」

はっきり言って、生理的にこの人が好きではない。
この本を読んだらその思いに変化があるかな?と思ったけど、「生理的な嫌悪」から、「まぁ普通」に変わった。

それはこの人の頭のよさだけでなく、この本が誰にでも分かるような簡単な言葉で分かりやすく書かれていたこと。これって専門的な職業に就けばつくほど、案外難しいことだけど、この人はそれを成し遂げています。

本の内容としては、「断る力」を身に付けることによって、効率が良くなることを説いた本です。

ただ、前提として、

・この本を読む人が何を目指しているか、何をゴールとしているか
・自分自身で現状の自分の実力をきちんと把握出来ているか

が問題だと思う。
いくら、この頭がよく、仕事もできる勝間和代が「断る力を説いても、そもそもの実力が伴っていなければ、ただの嫌味な人になってしまうし、面倒な人、というレッテルを貼られるだけだと思う。

そのためにも気をつけたいこと、そして共感した部分。

P38 あなたが言葉を使って言わなければ、絶対相手は分からない。

これは仕事でも恋愛でもそうだと思うけど、エスパーではないんだから不満に思っていることや嬉しいことは言葉にすべきだと思うし、その方がみんな幸せだと思う。

P128 私たちは自分の扱い方を人に教えている

これはとっても印象的だった。周りを見渡すとそういう人がたくさんいる。
言葉の使い方、話し方、接し方、その人自身で確かにこういう人として扱ってくださいと言っているような人って多いなぁと思った。

P170 自分の得意・不得意が何か、明文化しよう

これは転職の時に自分自身が実感したこと。
自分で分析することも必要だけど、他人からの評価、第三者からの評価で初めて気づくことが結構多い。大いに参考になることでした。

P171 「努力」の量はかけた時間で評価できる

私は以前言われた言葉、「努力も才能だ」にとても感動し、自信を持ったことがあります。
今回、それを量として計算して評価するもの。これって身近のことだとゴルフの練習もそう。努力もしないで、文句を言うのは言語道断ですね。

P207 「不得意」なものは放っておく割り切りと強さが必要

これは私が現に不得意である英語を放っているから。いい言い訳ができました(笑)

P245 あなたの利害だけでなく、相手の利害も考え、「ウィン・ウィン」を築く

これは断る力により、建設的な意見をいいつつ、提案型という素晴らしい考え方。仕事ではこうでなくちゃね。

P273 「自分の軸」を持った人同士が「得意分野」を出し合い、「不得意分野」を補うことで「好循環」が生まれる

最近観たレッドクリフもそう。得意分野を出し合うことで、チームワークが強化され、ますます強くなるのです。
私もその「自分の軸」を持った人として認められるよう頑張ります。


と、色々勉強させれ貰いましたが、「カツマー」になる予定はありません。
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by aykymmt | 2009-05-06 21:09 |

伊坂幸太郎の「砂漠」

f0031554_2035928.jpg大好きな伊坂作品。
今回は「砂漠」です。
本屋さんの新刊コーナーに並んでました。

大学生の青春ストーリー。
よくある話を伊坂ワールドで描かれているのですが、まぁ、伊坂作品なので、面白いに決まっています。
ただ、いつもの伊坂っぽさが少々弱い、というかとても普通というか・・・。
内容としては、心温まるし、学生生活を思い出すし、登場人物もそのキャラの書き方も言い回しもすごく面白い。
ただ、伊坂幸太郎に対する期待が大きいせいか、「普通」さを感じてしまいました。

何度もいうとしつこいですが、面白いことは間違いないのです。
先日読んだ「魔王」もそうですが、今回の「砂漠」も漫画になっているそう。
それも面白いかも。
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by aykymmt | 2009-05-04 20:04 |

トヨタ流最強社員の仕事術

トヨタ流最強社員の仕事術 (PHP文庫)
若松 義人 (著)
f0031554_21553459.jpg

トヨタは今や最強のグローバル企業、そこで働く最強社員の仕事術とは・・・???

私が共感した部分はこれ。
本当のトヨタ全体でこういう取り組みがなされているかは別として、こういう姿勢のもと会社が存在していることは間違いない。
自分の仕事にいかせる部分もたくさんあるし、既に実践している当たり前のこともある。
ただ、こういう機会に口にだして、再度念を押す機会があってよかったと思う。


P22 成功を出発点にするのが自信 成功を到達点と思うのは過信

「なぜ改善が必要なのですか」と聞かれることが、まれにある。
「お客さまのニーズが日々変化する以上、企業もそれに答えるために日々改善をつづけるのが当然です」というのがトヨタ流の回答だ。
(略)
自分のやっている仕事のやり方や提供しているサービスに満足してはいけない。たとえ今は最高レベルでも、時がたてば、「ごく当たり前のもの」になってしまう。

P56 頭を使ったら手も使え

「P-D-C-AにThinkを加える」というのは、実行に先立ってあらゆる可能性について十分に検討することだが、同時に検討した結果については実際にやってよりよい効果で出るように改善を重ねていくとういう意味も含んでいる。
(略)
考えてみても分からないことはある。そのときはやってみることだ、実際にやってみればたくさんのことが見えてくる。そこにつぎへのヒントが隠されている。

P70 「あれこれ」より「まずこれ」が仕事のコツ

企業や仕事を変えたいと思うと、どうしても、あれもこれも一気に変えたくなる。しかし、それでは社内の抵抗も出るし、混乱も起きる。改善が中途半端なまま頓挫してしまうだろう。
そう考えたそのトップは、「お客さまに一番近いところからまず手をつける」ことにした。

P126 悩んだときはお客さまの声

「お客さまの言うことを誠実にやれば答えは出るものだ。悩んだときは、お客さまの声に耳を傾けなさい」
(略)
自分のつくるモノに自信がある人ほど、「自分はいいモノをつくっている、売れないのはお客さまが悪い、営業が悪い」と考えてしまいがちだ。そう考えるのは自由だが、多くの場合はどこかにお客さまの支持を得られない理由がある。
自分が当たり前と思っているものも、他人から見ると必ずしも当たり前ではない。それが当たり前だ。だが仕事に慣れてくると、こんな当たり前のことが見えなくなってくる。
他人の声にきちんと耳を傾ける。自分のやっていることを、ときに疑問の目を持って眺める。そのふたつがともに大切だ。

P160 時代は毎日かわっている 仕事も毎日変えていこう

「私たちの競争相手は競合他社ではないし、他業種でもない。それはただ一つ、時代の変化です。めまぐるしく変わるお客さまのニーズにどう対応していくか
消費者の好みが数ヶ月で変わってしまう時代、変化をとらえそこなえば業績は下がる。変化をどうつかむか、いかに対応するかが企業の命運を握っている。

P163 「前兆」に手を打て

トヨタ流に「生産現場に自律神経を」という言い方がある。変化への対応ということで、自律神経とは現場の自主判断機能のことをさす。
(略)
変化をつかみとり、実際に対応するのは現場であり、自律神経の通った現場でなければ対応できないことた。目の前で起きている変化を見逃している自分のせいかもしれない。まずは自分自身の自律神経を活性化することから始めよう。

P192 難しいことはやさしく話せ やさしいことは繰り返し話せ

仕事をするうえでも言葉の分かりやすさは大切だ。
(略)
自分の言うことを理解できるのは相手が悪い。そう割り切るのは簡単だが、自分の考えを本当に理解してもらうための努力に怠りはないか。粘り強く手を変え品を変え、比喩を使い、ときにはグラフやイラストも描く。思いを伝えるというのはそういうことだ。

P245 会社の実力は社員の実力である

豊田英二氏が「豊田英二語録」(小学館文庫)でこう言っている。
「管理者の皆さんは自分を凌駕する部下を育成していただきたい。人材こそ企業の要であり、企業の盛衰を決めるのは人材である。皆さん自身が厳しく己を磨き、部下から心服される管理者となり、部下が人間として大きく育つように努めてほしい」と。
人を育てるには厳しさや根気だけでなく、工夫も必要だ。
(略)
上司には「自分を凌駕する部下を育てる」という覚悟が求められる。部下には上司の期待に応えて成長しようという意欲が必要だ。
会社の実力は、モノやカネでははかれない。会社の実力は、とりもなおさず社員の実力である。
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by aykymmt | 2009-05-02 22:04 |

「悩む力」羹尚中

f0031554_23512911.jpgなんとなく手にとってみてしまった。
どんなことが書いてあるのか単純に興味があったので・・・。

夏目漱石の小説を元に内容は進んで行く。
特に面白い本でもないなぁと思っていたところに

「コミュニケーション・ワークス」の話が。
コミュニケーション能力に自信を持っているつもりだけど、なぜなぜ?と解いてみると、著者が言ってる「他者からのアテンション」が欲しいから、という解はあるかも、と共感したのです。
現在社会人がこなしている業務はマニュアル化されたものではなく、ほとんどがサービス業である、というのも言えてる。このサービス業には限界がなく、頑張りすぎてダメになる人もたくさんいる。
それは全部自分でこなしてしまおうと思うからであり、他者からのアテンションをいち早くキャッチし、それを自分の言葉で理解し、具現化できると仕事はあっという間に片付くんだけどね。
この自分の言葉で理解し、他人に説明できる能力を持っている人は意外と少ない。
それは「わかりません」と言える人が最近めっきり減ったからではないか?と思う今日この頃。

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P125
俗に「人仕事」という言い方がありますが、人とのコミュニケーションには形がなく、しかも、ケースバイケースであるため、かなり過酷です。単純労働と違ってマニュアル化しにくいため、おのおのの努力や工夫で頑張らねばならず、肉体も神経もフルに使うことになって、心身ともに疲れ果ててしまいます。

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P127
人とのコミュニケーションの方法は無限にあり、そこから自分が何かをもらえる可能性も無限にあると思います。人間と人間が交じり合う中にはさまざまな「偶発性」が存在しうるからです。それは、普通のマニュアル労働よりもはるかに重圧がかかり、人によって耐えきれなくなるかもしれません。が、逆に、人間としての何かに目覚め、大きなものを得るチャンスも増えると思います。

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P128
自分自身に「私はなぜ働いているのか」と問うてみることがあります。すると、いろいろ考えた挙げ句、他者からのアテンションを求めているから、という答えが返ってきます。
お金は必要ですし、地位や名誉はいらないと言ったら嘘ですが、やはり、他者からのアテンションが欲しいのです。それによって、社会の中にいる自分を再確認できるし、自分はこれでいいのだという安心感が得られる。そして、自信にもつながっているような気がします。
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by aykymmt | 2009-04-13 23:38 |


明日をみて、今日を生きる。ただいまゴルフに夢中!


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